あれは、バリ島からシンガポール経由、日本へ帰るフライトに1人で搭乗していた時のこと。
窓側から3列、通路隔てて3列という並びの機内。エコノミークラスは、ほぼ満席。
私はいつもの如く、通路側を指定し、運良く非常口の若干足元の広い席が、確保出来た。
隣には、20代位のオージー風の、カラダの大きな男性2人が、座っていた。
お待ちかねの機内食。
その日のメニューは、蒸したジャガイモが丸々一個とパン。他にもメインとなる物が、トレーに乗っていた筈だが、今となっては思い出せない。ジャガイモには、インドネシアのサンバル(辛口のケチャップの様なもの)が付いていた。
サンバルの入っている小袋の封を切ろうとしたが、これが中々、切れ目が無く上手く切れない。
勿論、ハサミは持ち込めないので、必死になってその小袋をしごいていたら、いきなり
『ボッ❗』という鈍い爆発音が…
その後、隣に座ってた若者が、ザワつき始めた。
ん?と横を見ると、窓側に座ってた男性のパンを持っている右手の袖口に、こんもりとサンバルの山がっ!
まっ、まさか私のサンバル⁉️と、持っていた小袋を見ると、なんと下の部分が破けて、中身が飛び出した状態に。
しっ、しかも、窓の周りの壁にも、赤く飛び散っている(~_~;)
こういう時、英語でなんて言ったらいいのか分からない私は、『アッ、アイムソウリ~~!』と言って
おしぼりを差し出すことしか出来ず・・・。
グレーのパーカーを着ていたので、袖口は真っ赤なシミになってたが、予期せぬ事故なので、許してくれたのでは。
その後、再びジャガイモ食べようと、小袋をしごいてみたが、全て吐き出されてしまったサンバル。
仕方なく、味のしないジャガイモを食べました。流石に、キャビンアテンダントに、追加のケチャップをお願いする勇気はございませんでした。
機上では思いのほか圧がかかっているので、封を開ける際はお気を付けくださいませ!
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